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- 公開講演会のご案内 - 大豆のはたらき in 東京 -子供の栄養・健康を通して-
本年度の公開講演会は終了いたしました。
公開講演会開催情報
大豆のはたらき in 東京 -子供の栄養・健康を通して-

日時 | 平成28年(2016年)10月13日(木) 午後2時00分~4時30分 |
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会場 | 日経カンファレンスルーム(日経ビル6F) 地下鉄「大手町駅」(1番出口すぐ) 〒100-8066 東京都千代田区大手町1-3-7 |
1. 日本の学校給食と食物繊維 -大豆食物繊維の利用研究例を通して-
女子栄養大学名誉教授 金田 雅代
学校給食実施基準は、その時代の日本人の食生活の実態から問題点を踏まえて示されてきた。改正時の考え方を確認すれば、背景にある日本人の食生活の問題点が見えてくる。現在の日本人の食生活の問題点の一つ、穀類や野菜類など摂取量減少に伴う食物繊維不足が指摘されていることや、学校給食においても摂取基準を満たすことが困難な現状にあることから、学校給食で水溶性おから繊維を使用した料理摂取を通じて基準量を確保できるようになったことのみならず、家庭での食物繊維摂取量を増やし、子どもの排便習慣の改善にも寄与できることが示唆された研究例を紹介する。
2. アメリカ人の目からみた日本の学校給食の素晴らしさ
元アメリカ心臓病協会栄養士 エミリー・キャラハン
日本の学校給食の素晴らしさを最も知らないのは、日本人自身かもしれません。日本中で実施されている学校給食は、栄養学的意義のみならず教育的、文化的な事柄を取り入れた、世界の模範とすべきものです。子供の時代から、多彩な料理に触れさせ、「もったいない」、「いただきます」といった食べ物や生産者に対する感謝の気持ちを育て、ほとんど食べ残しもない学校給食は、世界のどこにも見られない素晴らしいものだと思います。講演では、私が驚いた多彩な豆腐や大豆食品についても話したいと思います。
3. 食物アレルギー 今昔物語
昭和大学医学部小児科学講座 講師 今井 孝成
今は昔、食物アレルギーといえば鶏卵、牛乳、大豆が3大原因食物として考えられ、疑わしき食べ物は広範囲に完全除去指導が行われていた。しかしこの15年でその臨床は劇的といえる変化を遂げてきた。回転食や完全除去等の昔の常識は、今や非常識となりつつある。新たな知見も多く、例えば大豆アレルギーといっても、全身性に重篤な症状を呈するタイプから口腔内の違和感程度ですむタイプや豆乳にだけ反応するタイプなど様々分類されてきている。また離乳食は遅らせるべきでないことや食物成分が皮膚から侵入してくることなど、講演では仰天の最新食物アレルギーの臨床を紹介する。
主 催 | 公益財団法人不二たん白質研究振興財団 |
運営委員長 | 十文字学園女子大学教授 山本 茂 |
後 援 | 農林水産省 東京都 (一社)栄養改善普及会 (公社)全国学校栄養士協議会 日本育種学会 (公社)日本栄養・食糧学会 (NPO)日本栄養改善学会 (公社)日本栄養士会 (一社)日本家政学会 (公社)日本食品科学工学会 (一社)日本植物蛋白食品協会 (一社) 日本調理科学会 (公社)日本農芸化学会 日本臨床栄養学会 (公社)東京都栄養士会 |
〒598-0061
大阪府泉佐野市住吉町一番地
公益財団法人 不二たん白質研究振興財団
事務局 上田・高松
TEL:072-463-1764 FAX:072-463-1756
E-mail:foundation@fujioil.co.jp