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- 公開講演会のご案内 - 大豆のはたらき in 福岡 -食を通して健やかな人生を-
本年度の公開講演会は終了いたしました。
公開講演会開催情報
大豆のはたらき in 福岡 -食を通して健やかな人生を-

日時 | 平成25年(2013年)10月11日(金) 午後2時00分~4時30分 |
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会場 | 福岡県中小企業振興センタービル 2F ホール JR鹿児島本線「吉塚駅」(東口すぐ) 〒812-0046 福岡市博多区吉崎本町9-15 TEL:092-622-0011 |
1. お豆腐-大豆たん白質ゲルの素晴らしさ
湖北工業大学 特別招聘教授 西成 勝好
たん白質は三大栄養素の一つなので、重要なものであることは認められているが、動物性のたん白質や他の植物性たん白質などと比べてどういう特徴があるのだろうか?大豆たん白質の持っているゲル化と乳化機能が食品加工と調理において果たしている役割について解説を試みる。特に、ゲル化という現象は日常生活の中でしばしば見られる割には、どういうことなのかあまりよくわからないことも多い。ゲル化とは、卵をゆでたり、豆腐、チーズ、ヨーグルト、かまぼこなど水産練り製品などの製造過程、けがをして血が出たら凝固してかさぶたになるなど、普段お目にかかるような現象である。演者は食品のゲル形成過程について研究してきたので、大豆たん白質のゲル化過程と生成したゲルの性質について解説したい。このような機構が分かったからと言って、直ちに新しい豆腐の作り方が分かるわけでもないが、そのようなことにつながる可能性はあると思う。日本ではいろいろな豆腐料理が工夫されてきたが、中国でもいろいろな料理があり、限られた経験ではあるが紹介したい。
2. 日本人の生活習慣病とその予防
九州大学大学院医学研究院 教授 清原 裕
わが国は世界有数の長寿国となったが、その反面、高齢人口の急速な増加とともに国民の食生活を含む生活習慣が欧米化し、肥満や糖尿病の増加など新たな健康問題が生じている。このような社会・生活環境の変化は、脳卒中をはじめとする心血管病、がん、認知症などの生活習慣病に大きな影響を与えていると考えられる。本講演では、福岡県久山町において半世紀にわたり継続している生活習慣病の疫学調査(久山町研究)の成績を中心に、地域住民における生活習慣病とその要因(危険因子)の時代的変化と現在の課題を明らかにし、その予防について述べる。
主 催 | 公益財団法人不二たん白質研究振興財団 |
運営委員長 | 九州大学理事・副学長 今泉 勝己 |
後援・協賛 | (一社)栄養改善普及会 日本育種学会 (NPO)日本栄養改善学会 (公社)日本栄養士会 (公社)日本栄養・食糧学会 (一社)日本家政学会 (公社)日本食品科学工学会 (一社)日本植物蛋白食品協会 (一社)日本調理科学会 (公社)日本農芸化学会 日本臨床栄養学会 (公社)福岡県栄養士会 |
〒598-0061
大阪府泉佐野市住吉町一番地
公益財団法人 不二たん白質研究振興財団
事務局 上田・高松
TEL:072-463-1764 FAX:072-463-1756