財団設立20年のあゆみ

20年の事業推移

平成9年度(1997年)
○財団の設立
  • 昭和54年(1979)年に不二製油株式会社の支援により設立された大豆たん白質栄養研究会の18年間に亘る助成事業の成果を基に、平成9年(1997年)3月19日文部省に財団法人設立の申請を行い、同省の審査を経て、同年4月4日付けで設立が許可された。
  • 設立時の基本財産は3億円、設立時の役員:理事長西村政太郎、常務理事久保田隼人ら理事10名(以下)、及び監事2名、評議員9名、選考委員13名
  • 財団法人設立時の役員
    • 西村政太郎(理事長)、久保田隼人(常務理事)、芦田淳、金森正雄、島田淳子、田中武彦、新山喜昭、藤巻正生、安井吉二、渡邊篤二
○事業内容
  • 財団法人の第1期助成事業として研究課題28件及び第2期助成事業課題28件を採択し、助成を実施
平成10年度(1998年)
○事業内容
  • 第3期(平成11年度)事業として研究課題26件を採択
  • 平成9年度第1期に採択された研究課題の成果を報告する第1期研究成果報告会を開催
    (平成10年8月6日、7日)
第1回研究成果報告会

第1回研究成果報告会

第1回研究成果発表会当時の理事一同

第1回研究成果発表会当時の理事一同

  • 成果報告内容を記録した「大豆たん白質研究」を創刊(平成10年12月)
平成11年度(1999年)
○助成事業の拡大
  • 平成13年度より特定研究助成(500万円/年)を実施することを理事会で決定
  • 平成12年度に公募、平成13年度より助成開始とする案
○助成事業の拡大
  • 第4期(平成12年度)25件を採択
  • 第2期助成課題研究成果報告会を開催(平成11年5月20日、21日)
  • 平成11年度(第4期)報告会記録「大豆たん白質研究」第2巻を刊行(平成11年10月)
    平成10年度第2期に採択された研究課題の成果報告を掲載
  • 報告会記録「大豆たん白質研究」に掲載された報告の題目、研究者名及びabstractをインターネットで公開
    (http://www.fujioil.co.jp/ daizu)
  • 財団事業内容等の紹介:パネルを作成し、財団事務所に展示コーナーを設置
  • 公開講演会を第3期(平成11年度)事業として実施
    「高齢化社会における大豆たん白質食品~そして健やかに」
    平成11年8月5日、東京大手町経団連会館、聴講者約330名
  • 平成12年3月、同講演会記録誌を刊行
平成12年度(2000年)
○事業内容
  • 第4期(平成12年度)助成課題25件に助成実施
  • 第5期(平成13年度)助成課題、特定研究1件および一般研究25件を採択
  • 平成11年度第3期助成課題研究成果報告会を開催(平成12年6月1日、2日)
  • 平成11年度(第4期)報告会記録「大豆たん白質研究」第3巻を刊行(平成12年10月)
  • 「大豆の持つ7つのチカラ」を刊行
    大豆・大豆たん白質の機能性等を理解しやすく紹介した小冊子
平成13年度(2001年)
○理事長交代
  • 西村理事長に代わり、安井理事長が就任
○事業内容
  • 平成14年11月8日に大阪市内において公開講演会を開催することが決定
  • 「特定預金(基金)」の新設;研究助成金に安定化を図るため
  • 平成13年度(第5期)の助成、一般研究、25件、特定研究1件に助成実施
  • 平成14年度(第6期)の研究助成の課題25件の課題を採択
  • 平成12年度(第4期)助成課題研究成果報告会を開催(平成13年5月24日、25日)「ホテル日航関西空港」
  • 平成12年度(第4期)報告会記録「大豆たん白質研究」第4巻を刊行(平成13年10月)
  • 研究報告会記録検索システムCD-ROMの作成
    研究報告会記録第1巻(1980) から第22巻(2001) までの内容をキーワード、執筆者名、巻(発行年)の検索キーで簡単に検出できるCD-ROMを作成
  • 情報公開の原則に則り、平成13年12月、前年(Hl2) 度の事業報告・決算報告並びに財務内容、及び本年(Hl3) 度の事業計画・予算を総てインターネット上に公開
平成14年度(2002年)
○事業内容
  • 平成14年度(第6期)の一般研究の助成、25件、特定研究1件の助成実施
  • 平成15年度(第7期)の研究助成、一般研究課題25件及び1件の継続課題を含め2件の特定研究課題を採択
  • 平成13年度(第5期)助成課題成果報告会を開催(平成14年5月23日、24日)「千里阪急ホテル」
  • 報告会記録「大豆たん白質研究」第5巻を刊行(平成14年10月)
  • 研究報告会記録検索システムCD-ROMの補完
    1巻から16巻までのキーワードを作成し、第23巻(2002) の内容も追加
  • 公開講演会開催「体に良い大豆とこれからの食生活を考える」
    大阪国際会議場、聴講者約450名
  • 文部科学省より、特定公益増進法人として証明を受けた(平成14年7月19日)
    所得税法施行令第217条第1項第3号及び法人税法施行令第77条第1項第3号に掲げる特定公益増進法人
平成15年度(2003年)
○事業内容
  • 平成15年度(第7期)の一般研究の助成、25件、特定研究2件を助成
  • 平成16年度(第8期)の研究助成として、一般研究課題25件及び1件の継続特定研究課題を採択
  • 平成14年度(第6期)助成課題研究成果を報告(平成15年5月22日、23日)「千里阪急ホテル」
  • 平成14年度(第6期)研究成果、報告会記録「大豆たん白質研究」第6巻を刊行(平成15年10月)
  • 公開講演会開催 「大豆のはたらき-食を通して健やかな人生を-」
    福岡県中小企業振興センター、聴講者約140名
平成16年度(2004年)
○理事長交代
  • 安井理事長に代わり、浅原理事長が就任
○事業内容
  • 平成16年度(第8期)の一般研究の助成25件、特定研究課題1件助成実施
  • 平成17年度(第9期)の研究助成、25件の一般研究課題及び継続課題1件と新規課題1件計2件の特定研究課題を採択
  • 平成15年度(第7期)助成課題の研究成果を報告。(平成16年5月17日、18日)「千里阪急ホテル」
  • 平成15年度(第7期)研究成果 報告会記録「大豆たん白質研究」第7巻を刊行(平成16年10月)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらき-食を通して健やかな人生をin仙台-」
    仙台サンプラザ3階クリスタルルーム、聴講者約170名
平成17年度(2005年)
○事業内容
  • 平成17年度(第9期)の一般研究の助成、25件、継続特定研究課題1件及び新規採択された1件の助成を実施
  • 平成18年(第10期)25件の一般研究課題及び継続課題1件の特定研究課題を採択
  • 平成16年度(第8期)助成課題の報告会開催を開催(平成17年5月19日、20日)
  • 平成16年度(第8期)報告会記録「大豆たん白質研究」第8巻を刊行(平成17年10月刊行)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらき-これからの食生活を考えるために-」
    東京商工会議所、聴講者約250名
  • 公開講演会の内容を記録誌として3月に刊行
平成18年度(2006年)
○事業内容
  • 平成18年度(第10期)の一般研究の助成25件、継続して採択された特定研究課題1題に助成実施
  • 平成19年度(第11期)の研究助成、25件の一般研究課題、特定研究は継続課題1件および新規課題2件、計3件を採択
  • 平成17年度(第9期)助成課題研究成果報告会を開催(平成18年6月1日、2日)「千里阪急ホテル」
  • 平成17年度(第9期)報告会記録「大豆たん白質研究」第9巻を刊行(平成18年10月刊行)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらき-食を通して健やかな人生をin名古屋-」
    名古屋逓信会館、聴講者約100名
平成19年度(2007年)
○事業内容
  • 平成19年度(第11期)の一般研究の助成25件、継続して採択された特定研究課題3題の助成を実施
  • 平成20年度(第12期)の研究助成、25件の一般研究課題、特定研究は継続課題2件および新規課題1件、計3件を採択
  • 平成18年度(第10期)助成課題研究成果(平成19年5月24日・25日)「千里阪急ホテル」
  • 平成18年度(第10期)報告会記録「大豆たん白質研究」第10巻を刊行(平成19年10月刊行)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらき-これからの食生活を考える-」
    経団連会館(東京都)、聴講者約230名
平成20年度(2008年)
○若手研究者枠の創設
  • 新たな助成として、若手研究者の育成を図るため、若手研究者枠を新設した。
○事業内容
  • 平成20年度(第12期)の一般研究の助成、25件、特定研究課題2題及び新規特定研究課題1件の助成を実施
  • 平成21年度(第13期)の研究助成、一般研究課題20件、新たに設定された若手研究者枠10件、特定研究の継続課題3件および新規課題1件、計4件を採択
  • 平成19年度(第11期)助成課題の研究成果報告を開催(平成20年6月2日、3日)「千里阪急ホテル」
  • 平成19年度(第11期)研究成果報告会記録「大豆たん白質研究」第11巻を刊行(平成20年10月)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin京都-食を通して健やかな人生を-」
    京都リサーチパーク、聴講者約100名
平成21年度(2009年)
○理事長交代
  • 浅原理事長に代わり、海老原理事長が就任
○事業内容
  • 平成21年度(第13期)の一般研究助成25件、継続して採択された特定研究課題3題及び新規特定研究課題1件に助成を実施
  • 平成22年度(第14期)の研究助成として、一般研究課題22件、若手研究者枠7件、特定研究は継続課題2件および新規課題1件、計3件を採択
  • 平成20年度(第12期)助成課題の成果報告会を開催(平成21年6月1日、2日)「千里阪急ホテル」
  • 平成20年度(第12期)研究成果報告会記録「大豆たん白質研究」第12巻を刊行(平成21年10月)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin札幌-食を通して健やかな人生を-」
    ホテルライフォート札幌、聴講者約190名
平成22年度(2010年)
○公益財団移行の準備
  • 次年度(平成23年度)において公益財団法人への移行認定申請を行う件につき、関連する事項:事業概要、定款の変更の素案、最初の評議員の選任方法案等が第1回理事会及び同評議員会にて了承。
  • 8月、最初の評議員の選任方法についての主務官庁の許可を得た後、12月に最初の評議員選定委員会を開催し、最初の評議員として、貝沼圭二、小林誠、清水洋史、新名惇彦、津志田藤二郎、西成勝好、伏木亨、松澤佑次、的場輝佳の9名を選定した。
    第2回理事会及び同評議員会において、移行後の代表理事、執行理事及び最初の評議員の氏名を掲名した定款の変更の案について承認、新法人役員等報酬規程、移行申請書に記載すべき事項の概要を決定した。
○事業内容
  • 平成22年度(14期)の一般研究の助成22件、若手研究者枠の助成7件、継続して採択された特定研究課題2題及び新規特定研究課題1 件に対して助成を実施
  • 平成23年度(第15期)の研究助成
    一般研究課題20件、若手研究者枠10件、特定研究は継続課題2件および新規課題1件、計3件が採択
  • 平成21年度(第13期)助成課題の成果報告会を開催(平成22年5月31日、6月1日)「千里阪急ホテル」
  • 平成21年度(第13期)研究成果報告会記録「大豆たん白質研究」第13巻を刊行(平成22年10月)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin徳島-食を通して健やかな人生を-」
    ホテルクレメント徳島、聴講者約160名
平成23年度(2011年)
○公益法人への移行手続きの実施
  • 公益財団法人への移行を内閣府に申請(9月)、半年の審査を経て、移行が認定された。
○事業内容
  • 平成23年度(第15期)の一般研究20件、若手研究者枠10件、継続して採択された特定研究課題2題及び新規特定研究課題1件に対して助成を実施
  • 平成24年度(第16期)の研究助成、一般研究課題20件、若手研究者枠10件が採択、特定研究は継続2件および新規課題1件、計3件を採択
  • 平成22年度(第14期)助成の研究成果報告会を開催(平成23年5月30日、31日)「千里阪急ホテル」
  • 平成22年度(第14期)研究成果を掲載した報告会記録「大豆たん白質研究」第14巻(平成24年3月)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin横浜-食を通して健やかな人生を-」
    パンパシフィック横浜ベイホテル東急、聴講者約230名
平成24年度(2012年)
○平成24年4月1日を以って公益財団法人に移行した。
公益法人移行時の役員・評議員

公益法人移行時の役員・評議員

公益法人移行時の選考委員

公益法人移行時の選考委員

  • 定時評議会において、理事7名及び監事2名(重任)が 選任され、臨時評議員会(第2回評議員会)にて新たに評議員2名を選任
  • 次期選考委員12名(10名重任、2新任)を選任
○事業内容
  • 平成23年度(第15期)助成成果報告会を開催(平成24年5月28日、29日)「千里阪急ホテル」
公益法人移行後、初めて開催された第15回研究成果報告会

公益法人移行後、初めて開催された第15回研究成果報告会

  • 平成23年度(第15期)研究成果報告会記録「大豆たん白質研究」第15巻を刊行(平成25年3月刊行)
  • 平成24年度(第16期)の一般研究助成20件(総額 19,947千円)、若手研究者枠10件、継続して採択された特定研究課題2題及び新規特定研究課題1件の助成実施
  • 平成25年度(第17期)の研究助成、一般研究課題は22件、若手研究者枠は10件、特定研究は継続課題2件を採択
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin大阪-文化・資源・健康から見た役割-」
    大阪国際会議場、聴講者約300名
  • 講演の記録集を平成26年度に刊行
  • 新ホームページの設置準備
    助成事業及び広報活動の充実とセキュリティーの向上のため、新ホームページの設置準備
    (http://www.fujifoundation.or.jp)
平成25年度(2013年)
○事業活動
  • 広報活動・公募手続きの一部ウェブ化を実施
  • 平成24年度(第16期)助成課題研究成果報告会を開催(平成25年5月27日、28日)「千里阪急ホテル」
  • 平成24年度(第16期)研究報告会記録「大豆たん白質研究」第16巻を刊行(平成26年6月)
  • 平成25年度(第17期)一般研究、22件、若手研究者枠10件、継続して採択された特定研究課題2件の助成実施
  • 平成26年度(第18期)の研究助成、一般研究課題25件、若手研究者枠は10件、特定研究は新規課題の応募がなく、継続課題1件を採択
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin福岡-食を通して健やかな人生を-」
    福岡県中小企業振興センター、聴講者約210名
  • 平成24年度公開講演会記録誌、平成26年度に刊行・配布
平成26年度(2014年)
○研究報告会の一部オープン化
  • 関係者に限定して開催していた研究報告会を研究助成やその広報に関連する機関(官公庁、独立行政法人並びにマスコミ分野)に出席案内実施した。
○事業内容
  • 平成25年度(第17期)助成研究成果報告会を開催(平成26年5月26日、27日)
    初めて東京開催となり、「品川プリンスホテル」にて開催
    官公庁、独立行政法人並びにマスコミ分野より出席
  • 平成25年度(第17期)研究報告会記録「大豆たん白質研究」第17巻を刊行(平成27年6月)
  • 平成26年度(第18期)の一般研究25件、若手研究者枠10件、継続して採択された特定研究課題1件に対して助成実施
  • 平成27年度(第19期)の研究助成、一般研究課題20件、若手研究者枠は10件、特定研究は新規課題2件を採択
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin仙台-食を通して健やかな人生を-」
    仙台市情報・産業プラザホール、聴講者約250名
    農林水産省・宮城県・仙台市後援
平成27年度(2015年)
○理事長交代
  • 海老原理事長に代わり、清水理事長が就任
○事業内容
  • 平成26年度(第18期)助成成果報告会を開催した(平成27年5月25日、26日)「WTCコンファレンスセンター」
  • 平成27年度(第19期)の一般研究20件、若手研究者枠10件、新規採択された特定研究課題2件に助成実施
  • 平成28年度(第20期)の研究助成、一般研究課20件、若手研究者枠10件、特定研究は新規課題1件、継続課題2件、計3件を採択
  • 平成26年度(第18期)研究報告会記録「大豆たん白質研究」第18巻を刊行(平成28年6月)
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin名古屋-食を通して健やかな人生を-」
    ホテルメルパルク名古屋、聴講者約200名
    農林水産省・愛知県・名古屋市後援
平成28年度(2016年)
○事業内容
  • 平成27年度(第19期)助成研究成果委報告会を開催(平成28年5月30日、31日)「WTCコンファレンスセンター」
  • 平成27年度(第19期)研究報告会記録「大豆たん白質研究」第19巻を刊行(平成29年6月刊行)
  • 平成28年度(第20期)の一般研究20件、若手研究者枠10件、特定研究は前年度採択課題2件及び新規採択課題1件に対する助成を実施
  • 平成29年度(第21期)の研究助成、一般研究課題21件、若手研究者枠は10件、特定研究1件、継続課題3件を合わせて4件を採択
  • 公開講演会開催「大豆のはたらきin東京-子供の栄養・健康を通して-」
    日経カンファレンスホール、聴講者約170名
    農林水産省、東京都後援
○財団設立20周年
  • 平成29年4月4日 財団設立20周年を迎えた。
○資料リスト
  • 〈財団役員等リスト〉
    資料 特2として掲載
  • 〈財団法人設立以降の助成課題一覧〉
    資料 特3として掲載
  • 〈公開講演会開催リスト〉
    資料 特4として掲載;財団設立以前に開催されたものを含む
  • 〈外部発表された文献等リスト〉
    資料 特5として掲載;1997年~2017年前半までに公開され、財団助成についての記載が認められるもの
資料;助成課題採択件数の推移(第19期より財団法人事業)
  • 縦軸;大豆たん白質研究会での助成開始からの期数
  • 横軸;各助成枠の採択件数
財団法人としての助成総数623件、通算助成総数1050件
助成課題採択件数の推移(第19期より財団法人事業)
資料;助成額の推移(第19期より財団法人事業)
  • 縦軸;大豆たん白質研究会での助成開始1979年からの期数
  • 横軸;助成金額(単年度、累計)
財団法人としての助成総額7億38百万円、通算助成総額10億16百万円
助成額の推移(第19期より財団法人事業)
  • 随想・雑感